愛知川漁業協同組合 サイト管理人のつぶやき

2014/8/17日 時期遅れの遡上 続編

昨年度の鮎の月別産卵数が8月が一番多かったと書きましたが、それは何故か? 実は昨年度も渇水で水が少なく春先の遡上が少なかったからでしょう 琵琶湖の鮎は4つのグル−プに分かれるているそうです。
遡上の時期が最も遅いグル−プは春に川に上らず琵琶湖で夏を過ごし、産卵の為だけに河口付近の砂地に産卵します、このタイプの鮎が産卵が一番早く8月の末辺りから産卵するそうです。春の遡上が少なかったため琵琶湖に残った鮎が多く、8月の産卵数が一番多くなったのではないでしょうか?今年も同様の条件でしたが、台風11号の影響で増水し残っていた鮎が一気に遡上しました。我が愛知川にも、本流はおろか支流まで無数の子鮎が上ってきました。組合で放流したのが約3万匹ですが少なく見積もってもこれの10倍の30万匹はいると思われます、 いや それ以上かも知れません 僅か6cmほどの子鮎が濁流のなか40k程の行程をよくも上ってきたものだと関心させられます。やはり川には鮎があふれていないと駄目です 愛知川も活気を取り戻せそうですが、まだ等分濁りが取れません どうか9月に大きな台風が来ませんように 祈るばかりです。

2014/8/13日 時期遅れの遡上

今回、待ちに待った鮎の遡上が確認できました 既に時遅しの感はありますが、、何故なら愛知川はダム湖内が全面泥濁りだからです 2012年も遡上の多い年でしたが、濁りが取れるのに40日程度かかるからです。今から40日先というと9月末になってしまい、漁のできる期間はわずか10日ばかりです。組合にとっては大きな痛手となるのですが鮎資源はどうでしょうか?川で沢山の鮎が成長し秋に流下し産卵するわけですが2012年は何故か極端に産卵が少なく平年の数パ−セント程度だったと思います2013年は40パ−セント程度で近年、天然鮎の数が激減しているように思えますが、どうなのでしょうか?昨年は8月後半の産卵数が月別統計で一番多かったように記憶しているのですが、今年はどうなのかな 今、遡上したばかりの鮎が8月末に産卵の為流下するとは考えづらいのでやはり10月頃が一番産卵数が多くなるのかなぁ-などと想像してしまいます。
組合の利益と相反するのですが、出来るだけ沢山の鮎に帰ってもらい、産卵をし来春の大量遡上を期待したいものです。
天然鮎が毎年訪れるきれいな愛知川の復活を切に願っているのですが、3月頃より灌漑期に向けてダムを満水にするよう河川への放水を極限まで絞ってしまう為、下流では瀬切れが多く鮎の遡上が望めません遡上期の4月初め頃の一定期間にダムのフラッシュ放水をしてもらえると、鮎も遡上できるのですがネ-
一部の漁協ではダム管理者と受益者、その他関係団体と協議会を作り、協議を重ね実現させたところもあるようです。私たちも漁協の関係者ばかりでなく一般市民の方たちも、もっと積極的に川と関わっていただきたいものです 解禁しても誰も竿を出していない川 放流鮎は、群れてしまっていますが、沢山見えていても、川の水量を見れば、誰も釣りをしようとは思わないでしょう 長靴で渡りきれる川 いつも青にごりの旦度橋から温泉前の川相、慣れてしまえば当たり前の風景ですが、今の子供たちがこれが川だと思ってしまうのが恐ろしい。
こんな汚い青にごりの水管橋の下で中学生たちが楽しそうに泳いでいる、光景を見ているとなんだかかわいそうに思えてくる、私の幼い頃の記憶の中の愛知川はどこへ行ったの?
別に組合なんて儲からなくて結構、存続できる程度の組合員と遊漁者さんがいてくだされば、何も不満はありません、ただ、昔の半分で良いですから川の復活を願うばかりです その為には、組合はどうしても存続し続けなければなりません。愛知川ファンの皆様のご協力ご支援を願うばかりです。

永源寺ダム、選択取水装置の問題点
 


通常の取水では図1のように表面の清水部分を取水するように操作されているのだが、昨年豪雨のあと、現場で説明を受けた事があるのだが、ダム湖に流入する水があまりにも多いと表面取水では、表層の流速が速くスクリ-ンにごみが溜まりやすく少し深いところから取水すると云う話を聞いたことがある。それが図2のような状態ではないかと推測される。3段ゲ−トがそれぞれ、どのように動作するのか詳しくは知らないが3段で26mの範囲の水を取水できるわけだが、表層部から取水出来ない時は、2段目のゲ-トから取水するのだと思うが、こうなると少なくても表層から5〜8m下の層から取水することになり当然濁水が放流されてしまうのは、想像出来る。多段ゲ−トを5段か6段に改良すればもう少しきめ細かな選択取水が可能だと思うのだが、いかがなものだろうか?
清流バイパスも濁水長期化現象には有効らしいが、選択取水装置についても改良が望まれる。ダム湖放流水の濁水長期化現象は近年どこのダムでも問題となっており、改善されつつあるのだが、滋賀県の行政は何故動かないのか?それとも、解ってはいるが、今まで誰も訴えていないので、そのまま放置されているのか?
この問題は継続して考えていきたい、、、サイト管理人





2012年11月20日 22時5分   知事への手紙送信


初めまして、私 愛知川漁協の役員をしております、増田と申します。先日の18日竜王での知事のマニフェスト報告会で

永源寺ダムの放流濁水の長期化と濁りの源、茶屋川(茨川林道)について
問題提起させて戴いた者です。。滋賀県では

、琵琶湖の水質を改善する為、農業排水の汚濁防止にも啓発活動を行い積極的に取り組んで頂いておるところですが、

河川の直接の濁りには何も手を打っておられないのが現状じゃないでしょうか、永源寺ダムの濁りの根源は崩落しやす

い茶屋川にあります!我々といたしましては清水バイパスの建設を強く望むところですが、たちまちのところはダ

ム堤体の近くに相当量あると思われる堆砂
(ヘドロ)の大掛かりな浚渫工事が必要じゃないでしょうか?土砂留堰

近くの土砂は毎年、搬出されておりますが、それより下流域は40年間浚渫されてないと思います。
一度ダム

湖内が濁ると下流の濁水は40日間続きます本年は2度大きな濁水があり鮎漁期間の半分が駄目になってしまいま

す。貴重な観光資源でもある愛知川の水環境の改善を早急に希望します



2012年12月27日  回答AM11時39分受信


増田 進 様

 
「知事への手紙」をお送りいただきありがとうございます。


 お手紙は知事も読ませていただきます。「知事への手紙」を担当しております広報課からお返事させていただきますこと

をご了承ください。 永源寺ダムの洪水放流時の河川の濁りについて、貴重なご意見を頂戴しありがとうございます。 ダ

ムの貯水池には洪水が発生すると土砂などが大量に流入するため、ダムの堤体の上流約3kmの地点に排砂施設(土砂

溜堰など)を設置しております。非かんがい期には、ここから堆積土砂の搬出を行うことにより、土砂が堤体付近まで流れ

込まないよう管理しております。しかしながら、これまでに土砂溜堰を越えて流入した土砂につきましては、排砂施設が整

備されていないため、現段階では排砂するのは困難な状況となっております。

 
また、お手紙にございました清流バイパスについてですが、建設するためには莫大な経費がかかるため、地域の皆様に

も経費の一部をご負担いただく必要が生じてまいります。このため、地域の皆様の合意形成がないと建設をすすめること

は困難でありますことをご理解いただきますようお願い申し上げます。 貯水池は洪水で一度濁りますとしばらくの間は濁

りが続きますが、表面から濁りが収まる傾向にありますことから、県といたしましては、今後もできるかぎり表面水を取水し

、きれいな水を下流へ流すようダムの管理(操作)を行ってまいりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。 これ

からも、お気づきのことやご提案などがございましたらお聞かせください。

 
冷え込みが厳しくなってまいりましたので、くれぐれもご自愛ください。

             
    平成24年(2012年)12月27日

   滋賀県 広報課 県民の声担当


以上が質疑・回答となります この件についてご意見、ご感想を掲示板にお寄せください


012/11/22日 21時30分更新

今日は、川床低下について考えてみたいと思います。洪水時など、上流で生成された土砂は、ダム湖で定着してしまい下流域に搬送されない、これにより下流河川の土砂含有率が低下し砂礫(砂と小石)の需給バランスが崩れ川床が低下する。愛知川をよく観察してみると、永源寺温泉付近からもみじ橋あたりがダム湖に近いために顕著に現れている。もみじ橋付近で、投網漁をしていた人から、川床の石の下に砂も小石も何も無いと指摘を受けたことがありました。洪水時に大きな石だけが残り、小石と砂は全部下流へ流され、青山の頭首工に蓄積されます。この地域には上流からの砂礫の補給が無いからです。もみじ橋上から、川を覗いてみると、増水時に泥をかぶった石が、無残な姿で現在もさらされています。自然に土砂が搬送されていれば、砂礫による自然浄化で石は磨かれますが泥だけが流れてくるため、クリ−ニングされません。このような河川環境では、水生動植物が育つはずがありません。そこで、有効と思われるのが、排砂バイパストンネルという事になろうかと思うのですが、まだ、実例が少なく運用中のダムもデ−タ−量が少ないのが現状のようです。基本的に洪水時の濁水をダムを経由せず直接下流に送り込む為、治水目的のダムには適用できませんが、永源寺ダムは灌漑用と発電の利水ダムであり、治水機能は無いため 適用可能と考えます。奈良県の旭ダムが1998年から運用されてるそうですが、排砂バイバスによる堆砂対策の最初の事例で、濁水の長期化軽減にも非常に効果がでているそうです。   さまざまな文献を参考に、私なりにまとめてみました。

012/11/21日 21時更新

いままで、ダム湖の濁水長期化対策として、清水バイパスの事ばかり考えていたのですがこれでは、毎年積み重なる堆砂には効果がないという思いからいろいろ調べてみると、土砂バイパストンネル(排砂バイパス)と云う画期的な方法がある事を知りました。第2ダム建設計画が浮上したときに当時の永源寺町からは建設の条件に、既存ダムと、第2ダム双方に清流バイパスの設置を要望されていたと思いますが、裁判で第2ダム建設反対の原告団勝訴の後、ダム湖上橋や、清流バイパスの話しもどこかへ飛んで行ってしまいました。

清流バイパスと土砂バイパストンネルとの構造の違いがよく判りませんが、後者の方がより高額の建設費が必要な気がします。それでも、ダム湖内の堆砂量の軽減と、下流域への自然な土砂の運搬や、ダム湖上流の濁水を直接ダム下流に送る事が出来、ダム下流の河川の濁水期間を大幅に短縮出来、自然環境保全にも有効で有ると思えます。ダムの寿命は50年〜100年と云う説もあり堆砂で利水・治水機能を果たせなくなればダムは死んでしまいます。熊本県で日本発のダム撤去工事が着工されています(荒瀬ダムで検索してみてください)永源寺ダムも毎年、萱尾地先で、土砂の搬出が行われますが、これは単なる貯水容量の確保に過ぎず、この地点の土砂溜堰を通過した微細粒子はヘドロ状になり取水口に蓄積しているはずです、これが洪水時に上流からの濁水と混じり取水口で湖底の泥を巻き上げ、濁水の長期化現象となると考えています。早急な対策として、取水口付近の堆砂を撤去するべきではないでしょうか、いろいろ調べてみると奈良県では、濁水長期化対策が進んでいるように思えるのですが、貴重な水資源である琵琶湖を保有する滋賀の行政は、何故動いてくれないのでしょうか、昨夜も知事への手紙を送信しております。                                                   ----管理人の独り言---
追記 永源寺本山では、永源寺地区まちづくり協議会のご尽力でライトアップが展開され多くの観光客をお迎えしておりますが、門前の下の川は、年中 青濁りで淀んでいます、何とかしなければ、、、、昔はこの下の川原ですき焼きをして楽しむグル−プが沢山見られたのですがネェ-


2012/11/18
日(日)
本日、私 縁あって 嘉田知事と語る滋賀の未来 マニフェスト報告会に参加させていただき、県政について意見を述べる機会を戴きましたので 永源寺ダム湖の濁水の長期化と、流入濁水の経路について、僅か3分程度だったと、思うのですが、説明をさせていただきました。

知事もこの問題に、関心を示していただけけたようでしたが、私の説明不足もあり 現在、ダム湖で砂利採取している為の濁りと勘違いされた感もありましたが、いずれ近い内に資料を揃え陳情にお伺いしますと、お伝えしました。漁協として、正式にこの問題を行政に報告した事が無かったのか? 知事から、いつからなのか、最近の事なのかと 質問されてしまう結果となりましたが、少しでも関心を持っていただければ、一歩前進です、、、

本当はもっといろいろと、お話をさせていただきたかったのですが、知事は短時間に12テ−ブルぐらいを順次廻って行かれ質問を受けられるので、1テ−ブルに一人しか発言の機会がもらえず、それも5分程度に限定されていました 幸いにも私に発言の機会をいただけましたので、日ごろの思いを全部吐き出したかったのですが、いかにも短い時間内での質疑、応答なので、濁水の説明だけに留まってしまいました。

2012/8/14


トップペ−ジ中の本文でも、紹介しましたが 8月10日に幼少の頃 旧、愛東町にお住まいだった方より、電話で投網の問い合わせをいただき、いろいろと説明させていただいている中で、現在は京都市在住だそうですが、ご自分の幼少期の話をされました。子供の時に青山、頭首工でおじいさんに連れられ投網漁に行ったときの事が、いまだに忘れられずいい思い出となって残っているので、自分が70歳を迎えた今、孫にも同じ思い出を残してやりたいと切々と話されました。翌日、日券を買いに事務所へ行くのでよろしく頼むと電話を切られましたが当日私は、事務所にいけなかったので、お会い出来ずに残念でしたが、10時頃まだ小学校へも行かれていないような、男の子と女の子の二人のお孫さんを連れて来られたようです事務所で待機中の役員に、どこか良い場所がないか聞かれていたようで、小さな子供さん連れなので比較的、大きい石の少ない砂利場の春日橋下辺りを紹介したそうです、そのときに おじいさんは、そんな小さなお孫さんに、魚を獲るのにどうしてお金を払わなければならないかなどの説明も、きちんとされていたそうです。子供さんが、どこまで理解したかわかりませんが、なかなか出来ることではありません、、投網はうまく出来たのでしょうか、いい思い出を作っていただけたのでしょうか?この子供さん達が、おじいさんと同じ年齢になられた時、又思い出して、愛知川にお孫さんと共に来ていただける事を願ってやみません。いついつまでも今の愛知川を守っていかなければと、改めて感じた一日でした。
2012/8/3 

 私は、以前は釣りには何の興味も無い人間で、どちらかと云うと釣り人はあまり好きな人種ではなかったのです。なぜかと云うと、昔 ある時期 写真に凝っていまして(今も趣味として残っていますが)、よく川へ鷺を撮りに行きました。そんな時 よく釣り人が残していったと思われるごみをたくさん見てきましたし 釣り糸が絡んで被害を受ける鳥も見てきたからです。そんな私が45年ぶりに釣りをやるようになり少しハマリ出しています でもこれも漁協の役員をするようになり、必要にせまられと云うか 釣りもしたこと無い人間が 川の状況など説明も出来ないと思ったからです。夏はさぎを撮りに川へ、冬は白鳥を撮りに湖北とか 正月休みには猪苗代湖や新潟の瓢湖にも7年ほど通っていました。活動はしてなかったのですが、日本野鳥の会にも10年ほど入っていた時期があります。ある時、姉川のやな場で撮影中にド−ンと大きな鉄砲のような音がしたかと思うと 一斉に鳥たちが飛び立ちシャッタ−チャンスを逃し悔しい思いをしたことが何度もありますが、今日の私は その爆音のする花火を上げたりもしています。鵜を追い払うための花火ですが、鷺たちも一斉に逃げていきます。なんだか矛盾した気持ちでやっていますが、これも組合役員の務めなのでしょう、、、 自然と人の共生とは、理想ですが 現実問題として難しいところが多々ありますね、 写真を撮るようになってから良かったと思うのは、自然の移ろいや季節の変化に敏感になり自然を愛しむ心が芽生えた事です。釣りこそしてなかったですが、川にはよく通っていましたので、どこの川も夏期は、富栄養化が進み あまり環境の良くないことも知っていました愛知川も皆さんのご指摘のようにダム湖の濁りが長期化する事や、永源寺 門前の堰堤上流部のよどみ 時として異臭さえします。頭首工の魚道の欠陥など 問題が山積しています。これからひとつづつ検証していき気長に関係行政に訴え続けていかなければならないと思います。私たち組合員も漁を生業とする方は皆無に等しく、訴えかけにもインパクトに欠けるかもしれませんが、昔のようなキレイな愛知川を取り戻したいと願う気持ちはきっと通じるでしょう、、、

2012/7/29 

本日も漁協事務所前の渋川で違反行為がありました。小学校、高学年くらいの子供さんなので私が、専務理事に子供なので黙認しとこうかと提案しましたが、でも漁法自体がまだこの時期解禁していない、引掛(しゃくり)だったので、川まで下りて行き、注意しておきました。それとは別に泳ぎながらの玉網漁の親子連れも居られたので、有料の河川漁場である旨を説明させてもらいました。せっかくの日曜日を家族で楽しんで居られたところを水を差すようで少し気が引けましたが、これも役員の務めなので仕方ないですね、、

それでも、学校の課外授業で 魚つかみをされる場合などは、当漁協では好意的に漁場を開放しております。先日も山上小学校の校長先生から、要請があり 快く承諾させていただきました。漁場監視なんて役目はあまり好きではないですが、これも務めと割り切って精進します。
2012/7/18日
今日は、8人の密漁があり摘発、注意 遊魚料の徴収をしました。(渋川で2名 春日橋付近で6名)
当漁業組合は、昭和23年12月に設立し、滋賀県の認可(第5種共同漁業権)を受けております
密漁は立派な犯罪です  今回は穏便に解決させていただきましたが。悪質なものは 警察官立会いで 取り締まりを実施させていただいております。  このうちのお一人はたぶん以前は組合員だった人かも知れませんが、散々 当漁協の悪口ばかり、云われて 捨て台詞を、のべてお帰りになりました。いずれつぶやきコ−ナ−で(漁業権とは何か?、何故、魚を採るのにお金を払わなければいけないかなど、、、)取り上げてみたいと思います。私の名前をお伝えしておきましたが、ご本人は名乗らずでした。漁協に対するご意見はコチラへ頂戴したいと思います。
2012/7/15日 よく電話で川の状況をお尋ねになることがありますので、極力、正確にお伝えするようにしておりますが、どこが釣れているかなどのご質問には正確にお伝え出来ておりません。以前に釣れていた場所や釣果をお話するわけですが、釣りに来られる当日には、鮎がどこにいるかなどは、全く解りません。管理漁場(つりぼり)ではありませんので、いつ来られても釣れる訳ではありません。
それでも、釣れないと 私達に文句を言われる方もおられます。水の状況や水温、川の流れ 石の状況を見極め 果敢に攻めるのが 釣り師じゃないのかな〜 私などは、釣れても釣れなくても、川を眺めているだけで 満足します。ひとそれぞれで価値観は違うのですが、釣れないことでいろいろ小言をおっしゃる方は、エサ釣りとかのお客さんが多いような気がします。手軽に鮎が釣れるため、初心者の方でも 結構楽しめるからじゃないでしょうか、、、その点、友釣りの方々は服装から道具一式までが 高価で それなりの熟練者の方々ですので、自分でポイントを見つけて、釣っておられます。私どもが、釣れそうな場所をお教えしても、聞いておられませんし、釣れないと文句を言ったりもされません。やはり釣り師としてのプライドでしょうか 私にはそのように感じられます。遡上鮎の少ない年もありますが、今年に限って云わせていただければ、台風の増水の後、かなりの量の鮎が遡上していますので、釣れない訳がありません。
2012/7/7日 6月の中頃、漁協に電話いただいた方から、愛知川の鮎が一番おいしいと人から聞いたが食べさせる店はないか?と問い合わせがありました。 鮎の塩焼を出される店はありますが、残念ながら愛知川で取れたものではありません。昔は地元の人が捕ってきては、料理屋さんに持ち込んで買い取ってもらう方もおられましたが、最近ではみなさん川離れしてしまって、釣りにいく人はごくわずかになってしまいました。当時 川に通っていた人も、ご高齢となり、釣りをされなくなりました。そう言ったことから、料理屋さんも養殖の鮎しかありません。その方は、どうしても食べたいから 川で釣っている人から直接分けてもらえないかと云われたので、こちらにこられるときにお会いできたら、ご紹介しますと云って電話を切りました。地元の方たちが川から離れるのに反して、遠方の方から こういった声や励ましの言葉をいただきながら、漁協の運営をしております。
2012/7/6日  今朝方、遠方(静岡)の方より年券を購入したいと云うお電話をいただきました、ありがたいことです。いろいろとお話を伺っている内に、川のゴミの話をされました。その方は、釣り場にゴミがあると すごく気になるようで、周囲のゴミを拾ってから釣りを始められるそうです滋賀県の湖北方面にもいかれるそうですが、漁協の無い川は荒れていてごみが多いと嘆いておられました愛知川は、地域のボランティアの方たちのおかげで、ゴミも少なくきれいな環境であると自負しております。当漁協としましては、今までに問題提起されたことが無かったように感じますが、やはり 清潔で安全な釣り場をご提供出来るよう努力していかなければと、考えさせられるご意見でした。河川の環境問題に対しても、行政に対等にもの言い出来る貴重な団体であることを自覚し河川環境のさらなる健全化に尽力していきたいと存じます。

2012/7/5日 台風4、5号通過後の6月21日頃から毎日のように愛知川の濁水状況を眺めてサイトで紹介し初めて、もう2週間になります。その後の降雨による増水もありますが、なかなか濁りが取れません。ダム湖に流入した微細土砂は沈殿しにくく放水される濁水は長期化するそうです。どこの河川も近年問題視され、いろんな対策を考えるようになってきているそうです。我が、愛知川漁協の漁区にある永源寺ダムも、年々、放流濁水が長期化しているように思われてなりません。永源寺ダムも上流部に土砂溜め堰があり、そこに溜まった土砂は渇水期に採取されるわけですが、そこを通過した微細な土砂は、ダム本体の近くなどには、相当な量が蓄積しているものと思われます。ダム完成後約40年になる訳ですが、その付近のヘドロの浚渫(しゅんせつ)工事をされているのは、見たことがありません。私が知らないだけかも知れませんが、、、 ダムの放流濁水を緩和する 方法として清流バイバスや濁水防止対策フェンスを設置するなどがよく言われますが、私たち素人にはわかりづらい事です。滋賀県では貴重な水資源である琵琶湖の水質を守るため平成15年頃から農業排水の汚濁防止についていろいろと啓発活動を行い河川への濁水流入防止に取り組んでこられていますが、ダム湖からの濁水放水の長期化に対する対策はどうなのでしょうか? 私たち漁協関係者だけでなく、疲弊していく愛知川を嘆いておられる方は沢山おられると思うのですが、そんな私たちがなにかアクションを起こすことは出来ないのでしょうか、、、  長くなるので今日はここまでにしておきますが、時々 つぶやいてみたいと思います
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2012/07/05 (木) 23:07
毎日ホームページ拝見しています。渓流釣りを始めて30年になりますが今の河川の状況は目を覆いたくなります。雨が降ればすぐ濁りなかなか濁りが取れない状況が続き私が渓流釣りを始めた頃はこんなことは有りませんでした(河川にもよりますが)。
渓流沿いの森林の伐採、台風による洪水での土砂の堆積(本流の河床の状況が一変しています)悲しいです
2012/07/07 (土) 10:45 
ダムを作ると川は死んでしまいます。その付随工事として護岸まで行うものだから昔のように淵や瀬がなくなり大人しい人工的な川に作り替えています。野洲川の青土ダム、吉野川上の大滝ダム、上桂の日吉ダムなど、ここ数十年の間に建設されると同時に大雨の後は10日〜2週間ほど水の濁りは取れないし、下流域の石は長期間の濁りの影響で泥被りになりダムの影響で石をひっくり返すほどの大水もないので年々川は死んで行きます。15年ほど前、山上墓地で地元の御老人が私の釣果と息子の捕まえたゴリを見て、「ダムが出来るまでは、この川はもっと多くの魚が居たのに〜。子供が川で遊ぶ姿も見掛けなくなった」と嘆いておられたのが印象に残っています。洪水は困りますが、自然の状態を如何にして保つか? 建造物ばかりに知恵を絞るのではなく、作る側の人間は原点復帰に知恵を出して欲しいですね。





http://www.s3.x0.com愛知川漁業協同組合